こどもも年中くらいになると、習い事を始める子がぽつぽつ出始めてきます。
よく聞くのが「水泳」や「ピアノ」ですが、みんなと同じでいいのか、もっと他にこどもが興味を持つ習い事がないのか、いろいろ考えてしまいますよね。
わたしも、こどもが年中になり本格的に習い事について調べ始めました。
無料の見学や体験教室も沢山あるので、どれがいいのか分からず結構苦労しました。
そこで今回は、自身のこどもが2年近く習っている「新体操」について、習ってみないと分からない部分もお伝えしていこうと思います。
「こどもの習い事何がいいのかわからない」「こどもにもっと運動させたい」などとお悩みの方に、少しでも参考にしていただければと思います。
なぜ「新体操」を習わそうと思ったのか
5歳~8歳頃(専門家により1~2歳差がある)のこどもは、”プレゴールデンエイジ”と言われる神経系の発達が最も進んでいる時期とされており、運動能力の基礎を作るのに大事な時期と言われています。
幼稚園でも沢山の運動や体を使う遊びはしてもらっていましたが、そんな大切な時期なのでもう少し足りない部分を習い事で補えないかと思いました。
得意を伸ばすという部分でも、習い事がいい役目になってくれるのではないかという想いもありました。
わたし自身が”バトントワリング”を経験していたこともあり、リズム感やバランス感覚を養うのに、それに似た”新体操”がベストではないかと思いました。
こどもが大好きな番組の、体操のお姉さんが新体操をやっていたこともあり。こどもに勧めるのも簡単でした。
”バレエ”という選択肢もありましたが、近くの教室が満員だったことと、新体操の方がリボンやボールなどの手具を使う為、わが子にはそっちの方が楽しくできそうな気がしたので、とりあえず新体操の体験教室へ行ってみることにしました。
体験教室でのこどもの反応
最初は少し緊張気味だったものの、同年代のこどもたちと一緒に走ったり、可愛いリボンを触らせてもらったりしているうちにとても楽しそうに1時間を終えました。
体験教室を終えた帰り道、「楽しかった?またやりたい?」と聞くと、食い気味に「やりたーい」と言ってくれたので、習わすことに決まりました。
わが子が通う新体操のお金事情(月謝や発表会代など)
教室により異なるかとは思いますが、一例としてざっくり記載しておきます。
入会金2,000円(1度支払えば以後なし)
年会費2,000円(1年に1回)
月会費6,000円(1か月ごとに支払い)
レオタード(練習着)5,500円
スパッツ(練習着)2,500円
Tシャツ(練習着) 2.300円
トレーナー(練習着)3,300円
ボール(手具)3,200円
リボン(手具)2,400円
*最初に支払ったのは以上です(合計金額29,200円程度)
発表会参加費(年に1回)10,000円
ミニ発表会(年に1回)3,300円
発表会用レオタードとシュシュ13,000円程度(1年に1度購入)
写真販売(任意なので必要でない人は買わなくて良い)
*その他小学生になりフラフープの演技が増えたのでフラフープ代(2,400円)
新体操教室って具体的に何をやるの?
ざっくりですが、新体操教室の1回1時間の内容を書き出してみました。
・準備運動(ストレッチ)
・走る、ケンケン、ステップ運動等
・筋力トレーニング(腹筋背筋等)
・柔軟
・音楽に合わせてダンス
・手具を使った演技指導(ボール、リボン、フラフープ)
・発表会の練習
手具を使った練習だけではなく、しっかりストレッチや柔軟もしてくれるので、怪我などしたことは今まで1度もないです。
音楽をかけてダンスしたり、手具を動かしたり、毎回とても楽しそうにしています。
習い始めてから現在までのこどもの変化
・転ばなくなった
1日1回は転けるといっても過言ではないくらい、わが子はよく転ける子でした。
年齢を重ねたからというのもあるでしょうが、新体操を始めてから本当に転けなくなりした。
バランス感覚が身についたのと、足の筋力がアップしたからなのかな、と感じています。
・自信がついた
新体操を毎週がんばっているので、”わたしは新体操をやっているからダンスには自信がある”とか”新体操で腹筋がんばっているから、みんなよりも体が強い”など、自慢する訳でははいけれど、本人の自信に繋がっているなと思わせる出来事がありました。
・ブリッジや腹筋ができるようになった
普段生活をしてる中で、ブリッジや腹筋をこどもがやることってあまりないですよね。
わたしも最初新体操教室でこどもが初めてブリッジしてる姿を見て、「そんなことできるんだ!」と驚きました!
腹筋も初めは先生が背中を支えてくれてようやく上がれる感じだったのですが、半年もすると支えなしの自力でできる様になっていました。
・身体が少し柔らかくなった
新体操では柔軟をしっかりおこなってくれます。
わが子はどちらかというと身体が硬い方でしたが、今では立った状態で前屈すると床に指がつくくらいまで柔らかくなりました。
・ダンスがより好きになった
テレビを見てダンスを真似したりすることは習う前からしていましたが、新体操を習う様になってから自分で勝手に作ったダンスをするようになりました。
習ったことのある振り付けを参考に、音楽に合わせて創作ダンスをしているようです。
・幼稚園や小学校以外のお友達ができた
幼稚園や小学校のお友達以外に、仲の良いお友達がいると違った刺激もありいいですよね。
親同士も、「こっちの学校ではこうだけどそっちはどう?」という感じで情報交換が出来たり、マンネリ化していた人間関係にも少し刺激が出て楽しかったです。
新体操のメリット
新体操は、リズム感、バランス感覚、柔軟性、協調性が高まる良い習い事だと実感しています。
練習風景を見ていても、みんな楽しそうに運動していますし、きちんと決められた自分のポジションで演技をする姿にも驚かされます。
発表会についても、日ごろの練習成果を家族で見ることができるいい機会ですし、何よりレオタード姿がとても可愛らしいです。
まだ始めて2年程しか経っていませんが、もっと続けることで今後の運動能力アップにも期待できます。
新体操のデメリット
メリットばかりの習い事だと感じてはいますが、あえて言うならば金銭面でしょうか。
もしかしたら手具は無料で貸出、練習着は自前でOKという教室もあるかもしれませんが、わが子が通う新体操教室のような教室だと初期費用が必要となってきます。
初期費用がかからない習い事に比べると、金銭面で親の負担はあるかもしれません。
しかし、初期費用がいるのは水着が必要な水泳や、楽譜やキーボードが必要なピアノなど、案外多いので仕方がないかもしれませんね。
もうひとつ、発表会がない習い事であれば、もう少し費用を抑えられるのではと思います。
どうしても参加費用やレオタード代がかかってしますので、発表会前になったら少し出費は気になるところです。
ただ、大きなアリーナを貸し切ってこどもたちが演技できる機会ってなかなかないですし、可愛らしいレオタード代も一生の思い出になると思えばあまり気にならないかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こどもの習い事「新体操」には、とても魅力が沢山つまっています。
どの習い事もそうですが、こどもの”好き”が見つかったり、自信につながったり、習い事から得られるメリットは多いのかと思います。
やりたくないというのに無理やり通わせる必要はないですが、こどもから「この習い事が絶対やりたい!」と言ってくれることは稀ですよね。
まずはテレビやYouTube、本などを使って、こどもの”やってみたい”という習い事を探してみるのも楽しいですよ。
興味があるものを見つけられたら、あとは無料体験や見学できるところを探すだけです。
こどもとわくわくしながら楽しく”好き”を見つけられるといいですね。